遷墓をご購入されるにあたり、様々な不安や質問事項があるかと思います。
このページではよくいただく質問などについてご説明致します。
遷墓はどの様な場所に置けばいいですか。
遷墓は、生前と同じ様に毎日会話できるものです。
これまで一緒にくつろいでいた場所、
例えばリビングのテーブルの上。
食卓。出窓。本棚やラック。テレビ台。玄関の飾り棚。等々いろいろ考えられますが、
『とにかく思い出深い場所』がいいのではないでしょうか。
お仏壇と遷墓の違いを知りたい。
お仏壇はその名前の通り、故人を仏様として祀ってある場所です。他方、遷墓にはお骨が入っております。
火葬をすれば、故人の肉体は何も残らないと思いがちですが、肉体の一部がお骨として残り、生前を偲ぶ唯一のリアルな物です。人々は、お骨に対して特別な思い入れがあり、他の何をもっても変えられません。
『生前をプレイバックさせる特別な "メモリアルモニュメント" 』であり、
遷墓が「安らぎ」「安心」「生きがい」 などを与えてくれると、使用されている方もいらっしゃいます。
遺骨は早くお墓に納骨しないと、故人が成仏しないと家族から言われています。
ご遺族は、葬儀後一定期間が過ぎれば、
『以前の様な日常生活に戻ってほしいとの思い』 から、
納骨時期のことを言われているものとも思われます。
しかし、故人への思いは生涯続くもので、中にはお骨を長くご自宅に置かれている方も増えています。
そのような方々は、自分たちの日常生活の中にうまく取り込んで、打ちひしがれる事なく、むしろ活力に変えていかれる様にも
見受けられます。
分骨するのは、1人の人間を分断する様で、気がすすまない。
特にご自身と親しく近い方の場合、尚更気がすすまないかもしれません。しかし、重要なのは故人と、故人を祀る方の考えを尊重することではないでしょうか。
例えば、故人のご兄弟が高齢で、
『 墓地より遠距離に住んでおられる場合』、
『お墓に行きたくてもなかなか行くことができない状況下』では、
故人もご兄弟の近くに行き、又祀る方も、自身の身近で日常的に話かけながらの生活になれば、
これまで以上に充実した生活になると思います。
他にも、自分は海が好きだったから一部は海に散骨してほしいとの希望があったら分骨し、ご本人の夢をかなえる事ができます。また、家の代々墓と分骨し、菩提寺の本山に納骨を希望される場合も同様です。
祀られる方と祀る方との思いを尊重する事で、お互い安心でき、心もおちつき、豊かな日常生活を送れるのではないかと思います。
遷墓の場合、どこに参ればいいのか。
遷墓は、分骨で各自祀ることが基本です。
『故人への思いが強い方々がそれぞれ所有すること』で、従来の様に、墓地にわざわざ行く必要がありません。
日常的に傍にありますので、命日、彼岸、お盆などには通常とは異なる気持ちで接して頂ければいいのではないでしょうか。
又、遷墓に入っているお骨以外は、公共の合葬墓、民間霊園での永代供養、又はお寺での永代供養などがございますので、そちらにお参りすることもできます。
遷墓はどのくらい納期がかかりますか。
事前打ち合わせとして、
彫る文字は「漢字」「アルファベット」「ひらがな」にするか、フォントはどれを使用するか。
植のデザインを彫りこむ場合、大きさ、カタチ、彫り込みの可否等、数回のお打合せが必要となります。
その後正式原稿の作成、発注者様の最終確認の後、加工に移ります。
加工においても、
" 遷墓は決してお墓の「簡易版」ではありません。"
物が小さい故の加工時の取り扱いなど、大きい物とはまた違う難しさがあります。インテリアとしてもご満足いただけるよう、細部のカット角面、曲面の本磨きなど、最新の注意をはらい丁寧に仕上げていきます。
そのため、
打合せに約1~2週間/加工に1か月程
必要となりますが、予めご了承くださいませ。